企業の持続的な成長について、3つの観点から推測できます。投資にも役立ちます。

 

企業の持続的な成長のためには?という命題を自身の仕事柄、考えますが、NewsPicksの動画が参考になりましたので、以下に記載します。

 

https://newspicks.com/news/5979072/body/?ref=user_6176008

 

基礎的なところをまとめる形で記事にします。

 

企業の持続的な成長のためには? ①付加価値

 

まず、企業に付加価値があることが求められます。

 

・バリューチェーンの中の優越的なポジショニング

 

バリューチェーン
製品の製造、販売、管理、それを支える開発力や労務管理など、全ての企業(事業所)活動を価値の連鎖として捉える考え方のこと。競合と比較して強み、弱みを分析して事業戦略の改善策を探るフレームワーク

 

企業(事業所)の様々な活動の中で優位的なものを持っていることが求められます。

 

例えば、『この製品は、この企業でしか作れない。』『開発以外の労務管理などは完全に外注化しており、競合と比べて販管費率が低く、利益を多く上げられる構造になっている。』などが挙げられると思います。

 

・新たな顧客の課題を見つけられる力

例としてキーエンスが挙げられますが、キーエンスは顧客の、顧客自身が気づかなかった付加価値を探し、それを提供できるところが強みで、その根幹を考えると営業力のある社員を確保できるところが強みです。

 

企業の持続的な成長のためには? ②競争優位性

 

次に、競争優位性があることです。これはつまり、付加価値が強いか弱いか(=利益を持続的にあげることが難しい)です。

 

これは需要サイドと供給サイドで分けられ、片方だけが良くても弱く、双方が強いことが競争優位性があるということになります。

 

需要サイド

 

・スイッチングコスト

簡単に言うと、他の似たような製品、サービスに顧客が移っていきやすいかどうかです。 習慣(嗜好性)とサーチコスト、コストと収益のアンバランスという点で考えます。

・陳腐化しない需要

・ニッチな需要

・ネットワーク効果

SNSなどのネットワーク効果があるか

 

供給サイド

 

・規模の経済

生産量が増えるほど、単位個数当たりの固定費が少なくなる。

・情報優位

・生産技術

・供給制約

・周期性

ある一定の期間に需要が増える製品があって、その供給能力を持っているか

 

企業の持続的な成長のためには? ③長期的潮流

 

最後に長期的潮流があるかどうかです。簡単に言いますと、優位性が長く続くかどうかです。

 

これは下記観点から考えます。

 

・人口動態

・健康志向

・都市化

・国家財政悪化

・水平分業化

 

さいごに

 

これらの定性的な分析と、実際の数字のデータを組み合わせることにより、その企業に持続的な成長があるかどうかを判断できるようになります。

 

つまり、投資に活用できるということです。

 

動画上の奥野氏はファンド『おおぶね』のファンドマネージャーでもあるそうです。

 

今回はNewsPicksの動画から企業の持続的な成長のため3つの要因を簡単にまとめました。

 

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